火消し親父の自転車日記

大阪北摂の消防親父が自転車のレースやトレーニングのことを書いてるなんてことない日記です。

ツールド熊野 1日目【赤木川清流コース】

待ちに待ったツールド熊野。

この1ヶ月、このレースのためにトレーニングを積んできたので遂に来たかという感じ。

E1からE3の選手が一緒に走る3日間のステージレースなので不安もあるが格上の選手に挑戦できる楽しみの方が大きい。

夜中2時半に出発し、6時半頃到着。

レースまで時間はたっぷりあるのでゆっくり準備して、試走へ。

1日目は赤木川清流コース16キロ×3周回。

初めてのコースなのでトシヤさんとうえぴさんにコースのポイントを教えてもらう。所々ウエットなので気を付けないといけない。最後の劇坂からの下りはさらにウエットなのでかなりデンジャラス。こんなとこレースで走れるのかなという感じさえあった。

サインして、さぁレースやというところで事件発生!!

トシヤさんからマツケンさんが落車したらしいと聞く。

駐車場に戻ると擦過傷だらけのマツケンさんとダメージを負った自転車が。

ホイールを履き替えて、ブラケットを曲げ治して、リアメカの確認して大丈夫だったが、すぐに動かなくなったみたいで申し訳なかった。

なんとか1分前にスタートラインに着くことができギリギリスタート。

ペースは問題ないが、落車が頻発し、落ち着かない。ビクビクしながら走る。とくに折り返したあとのトンネル出口付近での落車はえげつなかった。道路いっぱいに数人が横たわっており、避けるようにゆっくり通過。シルベストの方が入っていないように願うのみ。

この落車で集団は分裂したが1周目後半になんとか追いつく。集団後方で1周目を終え、2周目に入ると集団が縦長になりぶつぶつと中切れが発生。3つ目あたりの集団になってしまったのでとにかく前を追う。人数を増やしながら先頭集団を確認し、踏みまくる。奈良クリテの二の舞を踏まないと中切れを協力しながら埋める。この時の心拍がマックスだったと思う。かろうじて先頭集団に追い付くことができた。ここがこのレースの正念場だった。あそこで切れてたらほんまに終わっていた。

ここからは比較的安心して走れた。ポジショニングもいいところで走れたので登りや狭くなり縦長になったところはさすがE1やなという激しいいインターバルがかかるがぎりぎり対応はできた。2周目中盤あたりではじめて逃げがいるのを聞く。それがまさか一人逃げだとは思ってはいなかったが。

3周目最終周回にはいる。集団内にはてっちゃん、マツケンさん、アサノさん、所長。

逃げは40秒前後だと確認。集団もいいペースだと思っていたがなかなか詰まらない。

折り返した時に所長から少しでもタイム差詰めたいから引いてと言われたので

「よしっ」

先頭に出ていく。この終盤に集団の中でどうしようかと考えていたところだったので所長に言われたことはうれしかった。僕的にはじわっと引いていくつもりだったが勢いよく出すぎたのか気が付いたら弱ペダ1人と2人で抜け出した形になっていたので少し引いてからまた集団に戻る。

そして残り3キロほど。もうすぐ最後の劇坂やなーなんて考えながらマツケンさんの後ろを走行していたら、その前の選手が突然ふらっとマツケンさんに寄ってきて

「やばいっ」

と思った瞬間マツケンさんが前輪をひっかけられ落車。すぐ後ろの僕もかわせずマツケンさんに乗り上げるように落車。エースに突っ込むなんてほんまに申し訳ないと思いつつ、僕のテクニックではどうすることもできなかった(泣)

すぐに自転車を確認すると僕のは問題なし身体もほぼ無傷。マツケンさんの身体、自転車ともにダメージがあるがなんとか動く。走れることをお互い確認して、ゆっくりとゴールまで向かう。

ゴールするとテリーさんとうえぴさんははじめの落車に巻き込まれたとのことで初日でDNFとなった。大怪我ではなくて何よりだったが悔しいやろうな。

マツケンさんはほんまにひどい擦過傷だし、自転車もかなりダメージがあった。チームとして最悪のスタートとなったがまた明日もある。やるしかない。

レース後は所長が丁寧に一人一人のバイクをメンテしてくれた。本当にありがとう。